曼珠沙華
やっと涼しくなりました。いつまで続くかと思われた猛暑。
これが毎夏繰り返すかと思うと、夏と聞いただけでバテそうです。
「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の象徴であった、彼岸花が今年はお彼岸(秋分の日)に咲いていませんでした。
珍しいことです。最近やっと咲いています。球根が地中の熱を感じて茎をのばすはずなので、いかに今夏が熱かったのか、夏バテか❓
彼岸花 [曼珠沙華]という法華経のありがたい名前がありながら、別の名がひどすぎます。
曰く「死人花」「地獄花」「幽霊花」
なぜか昔墓地に多かったから。 あとは田んぼのあぜ道。
そして言われるのが「触るんじゃないよ」「毒があるから」 これではいいイメージはなくなります。
確かに球根には毒があり、モグラ除け、ネズミ除けとして植えられたはず。種がないので人が植えなければ増えることはないハズ。
だとしたら役に立つよい花だと思います。今ではアルツハイマー病の薬開発で毒の成分が研究されているとか。
今でこそ観光用に植えるところがあったり、赤だけじゃなく白いのを交えたりとなりましたが、
人里離れた墓地の彼岸花はその反った雄しべの独特の形からして孤高の花のよう。
ポツンと一軒家のようなところに多いのも昔の集落の名残のようで少子高齢化の象徴のようなもの。
まだ紅葉前の真っ赤な花は妙に印象に残ります。
紅葉
今から楽しみな紅葉も、その前に台風の季節を乗り越えなければなりません。
今年のような暑い夏の後の台風は、海水温が高いため大型に成長しやすく注意が必要です。
落葉が「死の行進」ということでは不吉ではありますが
黄色と赤の競演は素晴らしくきれいです。
赤はナナカマド、モミジ、カエデ、黄色はダテカンバ、イチョウ、落葉広葉樹の死の行進です。
落葉広葉樹が厳しい寒さから自らを守るため、葉を落とす行為。悲しい😢でもきれい。
その為、やはり北の雪の厳しいところのほうがキレイです。
青森八甲田山からの見渡す限りの黄色い大地、白神山地の黄色と赤の絨毯、感激ものです。
春の桜とともに日本に生まれてよかったと感じます。
都会の中では神宮外苑のイチョウ並木。残して欲しいものです。
神田神保町古書店街は狭い歩道に銀杏の実が多く、踏みつけるとあとあと臭って大変です。
いよいよ芸術の秋です。
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皆さんチャレンジお待ちします。
食欲の秋と共に太りながら学びましょう。